頭痛や腰痛、胃の痛みなどを感じると「何か病気にかかってるのではないか」と思うことは誰にでもあります。
ふつうは、病院を受診して「心配ない」と診断されたり、自然にそうした症状が消えてしまえば、いつのまにか忘れてしまいます。
しかし、医師から何度も「心配ない」と言われても、検査結果が「異常なし」と出ても、「重大な病気にかかっているのではないか」という不安が打ち消せず、体の不調を訴え続けるのが心気症です。
こうした心気症状は、統合失調症やうつ病の初期、または部分症状として現れることもあります(心気妄想)。